2015年3月18日水曜日

ダーティハリー

「ダーティハリー」

クリント・イーストウッドの代表作ともいえるシリーズの第1作。

アメリカ・サンフランシスコで続発する狙撃殺人事件。その犯人は“サソリ”と名乗る殺人鬼だった…そしてその事件の捜査にあたるのは市警で“ダーティハリー”の異名を持つハリー・キャラハン刑事。
彼は犯人逮捕の為にはルールに縛られない強引なやり方で任務を遂行していく…というような内容。

この映画の魅力は何といってもハリー・キャラハンの強烈な個性だが、こういう「悪を制する為に自らも非情な手段を使う」というキャラクターは後の「マッドマックス」なんかにも大きな影響があったと思う。

それから忘れてはならないのがハリーが使うというS&W マグナム44の存在。象も撃ち殺すというとんでもない銃を使うハリーのキャラクターが一層際立つし、「ダーティハリー」という作品においてもうひとつの主役であるとも言えると思う。

また悪役「サソリ」の異常な描写もさすがに実際の殺人鬼「ゾディアック」をモデルにしただけあって結構なリアリティを感じる不気味さで、ハリーの強烈さに劣らない異様さが激突するというシチュエーションは好きな感じ。
ちなみにサソリを演じたアンディ・ロビンソンは後に出演する「ヘルレイザー」ではホラー映画での出演なのにあえて全く善良な父親役をするという、ある意味意外で面白いキャスティングにされていたのは、この「ダーティハリー」での役のイメージに対する洒落だったのかも?

オススメ刑事アクション映画の1本☆



「ダーティハリー」
DIRTY HARRY

1971年 アメリカ/103分

監督:    ドン・シーゲル   
製作:    ドン・シーゲル   
製作総指揮:    ロバート・デイリー   
原案:    ハリー・ジュリアン・フィンク   
            R・M・フィンク   
脚本:    ハリー・ジュリアン・フィンク   
            R・M・フィンク   
            ディーン・リーズナー   
撮影:    ブルース・サーティース   
音楽:    ラロ・シフリン   
   
出演:    クリント・イーストウッド   
            ハリー・ガーディノ   
            アンディ・ロビンソン   
            ジョン・ヴァーノン   
            レニ・サントーニ

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