2015年7月22日水曜日

マッドマックス 怒りのデス・ロード

「マッドマックス 怒りのデス・ロード」

マッドマックス」シリーズ30年ぶりの4作目。

核戦争後の荒廃した未来を生き抜いてきた元警察官のマックスは突如ある集団に襲撃され囚われの身となる。そこは独裁者イモータン・ジョーの支配する狂気のコミュニティだった…一方コミュニティの女戦士フュリオサはジョーの元から子供を産む道具のようにされている彼の若き妻たちを連れ逃亡。気付いたジョーは配下を引き連れフュリオサを追う…その配下の戦士の輸血要員としてマックスも拘束されながら連れて行かれるが…というような物語。

一応ストーリーはあるものの、全編ほとんどカーチェイスと殺戮、暴力シーンという過激な展開!

映画の中で一切説明がない妙な描写やキャラクターなども色々あるが不思議と「こういう世界」という風に映像を観るだけですんなり入ってくるし、大した台詞という台詞もなく、ゴリゴリの改造車やバイク、過激なファッションとアクションシーンとマッドマックス定番の世界を見せてくれて大満足!
個人的にはこの映画の中に私の見たいもの全部あったと思う!

出てくる個性的な悪党たちもそれぞれ頭オカシイ感じで最高だったし、観た人にしかわからないが「食うんかい!」とツッコミたくなるシーン(笑)とかイカレた描写の連続も楽しくまさに「マッド」な世界!
特にジョーの部隊が引き連れている太鼓とギターの部下の描写とかメタルのライブを観にきた感覚で素晴らしかった!
また最近の映画では全く目にしなくなったというか、タブーとされているように感じるフリークス俳優たちも普通に出ていて、必要な所にイメージぴったりな俳優が使われているというのは良いと思った。

また主人公マックスはマックスのイメージとして定番のライダースジャケットを冒頭から奪われていたり、彼の愛車インターセプターも劇中ほとんど敵が使用、愛用の銃身を短くカットしたショットガンも使い物にならなかったりと、あえて定番を外した見せ方も面白かったし、二代目マックスを演じていたトム・ハーディは「ダークナイト・ライジング」の悪役ベインの時とは印象が違う存在感があってとても良かった☆

こんなに興奮できる映画は久々だったし私的には2015年1番の映画かも!





「マッドマックス 怒りのデス・ロード」
MAD MAX FURY ROAD

2015年 オーストラリア/120分

監督:    ジョージ・ミラー   
製作:    ダグ・ミッチェル   
            ジョージ・ミラー   
            P・J・ヴォーテン   
製作総指揮:    イアイン・スミス   
                     グレアム・バーク   
                     ブルース・バーマン   
脚本:    ジョージ・ミラー   
            ブレンダン・マッカーシー   
            ニコ・ラソウリス   
撮影:    ジョン・シール   
プロダクションデザイン:    コリン・ギブソン   
衣装デザイン:    ジェニー・ビーヴァン   
編集:    マーガレット・シクセル   
音楽:    ジャンキー・XL   
   
出演:    トム・ハーディ   
            シャーリーズ・セロン   
            ニコラス・ホルト   
            ヒュー・キース=バーン   
            ロージー・ハンティントン=ホワイトリー

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